母は無事に退院した。4ヶ月も入院していた。途中でアクシデントがあったけど、総じていえば母は最善の治療を受けたとは思う。その後の回復は順調。
がん治療の実際とか、医療現場の問題点とか、老人医療保険の問題点とか、老人介護の実際とか、そういうのを間近でみることになったわけだけど……、もうね、ほんとに言うに言えない。言うに言えないというのが率直な感想。
悪い点を見つけるのは簡単だけど、しょうがなくそのようにできているからだ。
今の医学の限界や、それ以上に人間存在としての限界があって、無い物ねだりをしてもしょうがないことばかりなの。だから一見悪くみえてもそんなに悪くない。でもよいとも思えない。ぐるぐるまわって言うに言えない。