ここんとこ変なことが多発して、ネタとしては面白いんだけど、自分に近すぎたり問題ありすぎたりして書くにかけない状況が続いている。だけど一つだけ気になることを書いてみる。
インターネットエクスプローラのことなんだけど、ページをブラウズするたびに、特定のサイトに必ず接続するようになってるのね。たとえば自分のサーバにテストページを用意する。ページには「TEST」とだけ書いてある単純なページ。広告バナーなどよそのサイトからデータを引っ張ってくるスクリプトは一切ないものを用意する。そしてTCPのモニタリングツールも用意しておく。
テストページにIEでアクセスすれば、そのURLだけにIEは接続するはずなんだけど、akamai-technology.comとか1e100.netというサイトにも平行して接続するのね。前者はマイクロソフトが管理するサーバ、1e100.netは10の百乗の意味でこれはGoogleが管理するサーバ。
他のページをブラウズしても、やはりこの二つに接続して、なにかデータを送信している様子。一瞬の出来事でモニタリングツールを使っていても見落とすことが多い。送信しようが受信しようが接続すれば、すくなくとも自分のIPは相手に伝わってしまう。
でもIEは世界中で何億本も可動しているわけだから、前述の謎のサイトには膨大な数のアクセスが集中するわけで、これも調べてみると、何百台ものサーバが待ち受けしているようす。
ネットを調べると少数ながら気づいている人々もいるようで、「これはなんだ?」と疑問を投げているが、明確な返答は見つからなかった。「世界規模のサイト視聴率調査ではないか」という意見が書かれていたけど、それが私には一番納得できる。エシュロンにつながってるのかなぁ。
それから約1年前にマイクロソフトは「グーグルメールは盗聴されている」と公に告発してたんだよね。それからグーグルもそのころにサイトポリシーを書き換えて、「これからは個人情報を収集します」と宣言した。しかし告発していたMSが、どうしてグーグルが管理するサーバーに接続するようになっているんだろう。告発は猿芝居なのかな。
今、ほんとに大規模な個人情報収集が行われているんだと思う。フェイスブックもツイッターもユーチューブも検索エンジンも背後ではみんなつながっていると考えておいたほうがいい。分散している情報を収集し、ジグソーパズルを組み立てるように、より完全な個人情報とすることができる。それがなにを意味しているのかはくだくだ言わない。怖いと思う人もいるし、怖くない人もいるだろうから。
ただ、これからの時代はセキュリティ意識を高くもつことが必要だなと思うわけ。パスワードやクレジットカードの管理とか。ウィルス対策とか。フィッシングとか。ほんと気をつけたほうがいいよ。