2014年11月01日

整体に行った

 部屋の壁が崩れ落ちて自分で大工仕事。崩れた壁を調べてみると、石膏ボードの上にバサモルタルを塗り、さらに珪藻土で塗装されていた。長年の経年変化でモルタルが石膏ボードから剥離して一気に脱落したらしい。崩れたときバサモルタルは見事に砂に戻った。掃除が大変だった。腕の悪い大工がやっつけ仕事したような細工。
 モルタルを塗りなおすのは、あまりに部屋を汚す作業なので、石膏ボードの上にさらに石膏ボードを貼り付けて、そのうえから珪藻土を塗った。
 家とかビルとか頑丈にできているようでも、地震とかジャンボが突っ込むとかで、まるで砂でできているように崩れたりする。壊れた壁を見て、家は砂でできている「ような」ではなく、紙と砂でできているのだとわかった。せいぜい柱が丈夫に造ってあるだけだ。石膏ボードは石膏の板をボール紙でサンドした建材。カッターナイフで簡単に切れる。
 壁は我ながら立派に仕上がった。貧乏はあらゆるスキルをたたき込んでくれる(笑)。けど、なれない作業は疲れる。そのとき微妙に腰を痛めたらしい。そのあとクローズドのヨガの会をしたのだけど、そのとき油断していて本当に壊した。

 腰をいわすとたちまち日常生活に支障をきたす。しかし立ったりすわったりするときに痛むけどなんとか歩けるレベル。二本脚で歩けることのなんと幸せなことよ。歩けなくなったら病院に行くのだって一人ではままならない。トイレだって一苦労だ。一生車いすになっちゃう人々の絶望はものすごく深いのだろうな。

 ネイタルの金星にトランジット土星がタイトにスクエア。腰は金星だから、まあそういうことらしい。そういうことにしておく。腰がもともと弱いのはよくわかっているので、けっこう鍛えていたつもりなんだけど、やっぱり長いことブランクがあいていたのとトシのせいもあるのかもしれない。
 整形外科にいったらレントゲンを4枚もとって、診断結果もいわず湿布薬と飲み薬を渡された。ヘルニアにでもなってたらレントゲンに写るだろうから、まあ大事はなくてよかった。ヘルニアならそもそも歩けないだろうけど。この医者様、もうちょい説明してくれてもいいんじゃないのかと思ったりもするが、西洋医学では湿布して治るまで養生してるしか方法はないのだろう。飲み薬は筋肉を弛緩させる薬だそうで、痛めた患部は筋肉がこわばって腫れているから、それをゆるめるためらしい。リハビリというのも経験した。患部をヒーターで暖め、磁気と振動も与えるという。腰にあてられたパッドから、かすかな振動が伝わってくる。暖めるのはともかく、これって磁気治療とネコのゴロゴロと同じ原理じゃないのか。どっちもオカルトの範疇だったりする。(話半分程度にしか信じてないが、ネコのゴロゴロは骨の再生を促す効能があるらしい。猫科の動物は骨折しても、とても早く治癒する)。湿布薬を貼り付けるとこんどは冷たいこと冷たいこと。暖めたり冷やしたりなんか矛盾してんじゃないのか。この処方箋。一晩たってもあまり改善しない。

 これだと治るの時間がかかるなぁと思い、やっぱ整体のほうが早いと判断した。(整体もオカルトなんだけどね)。前に腰を痛めたとき整体にいったら一回で嘘みたいに治ったのね。腕のいい先生だったんだけど、何年か前に移転してしまった。ネットで検索したら見つかった。さほど遠くに移転したわけでなかったので、腰の曲ったじいさんみたいに歩いていった。
 骨をバキバキやる整体とは違って、主に指圧で治す流派。最初に正確に体を読み、悪いところをピンポイントで突く。やはり即効性があって、帰り道は背筋をのばして普通に歩いて帰れた。体の弱っているところも教えてくれる。ただし保険は効かない。出かけた町にも接骨院・整骨院はやたらとたくさんあって、保険が使えることが看板に書いてある。きっと治療費はそういうとこにいったほうが安くすむはず。そんな中で生き残っているわけだから、かなり腕はいいのだと思う。ただしこういうのは先生との相性とか信頼とかそういう心理的なものもあって、誰でも効くとは限らないものだとは思う。

 以前ここの整体にかかったのはいつだったか日記を調べると9年も前だった。当時の状況を再確認すると、最近の状況ととてもよく似ている。身体系のほうに関心が高まり、はでに運動したりして腰を壊す。ホロスコープを比較してみるが、今の腰の状況は金星土星スクエアだけど9年前は違う。どうもつかみ所がない。
 9年サイクルねぇ……、気学では今年と同じ四緑の年。私にはカン宮傾斜になる年で、つまりドツボの年。病魔侵入の象意といわれたりする。思うに、体が弱ってきてこりゃいかんということで無意識的に鍛えはじめるのかもしれない。そのとき衰えているのに以前の調子でやって壊す。気学のほうが簡単でいいや。
投稿者: 大澤義孝  | 健康法