2014年12月30日

競馬はおやじの占いだったんだ

 古い私の盟友がずいぶん前だけど「ばくちもやってみるもんだ」といってたのね。それに対して私は「あんなの絶対勝てないのはロジカリーコレクトじゃん。バカバカしい」と相手にしなかった。だけども最近、ちょっと興味がわいて競馬なるものを学習してみた。有馬記念もあったしね。
 最初はどの馬が勝ちそうなのか、どういう賭け方が効果的なのかもなにもわからない。占星術はどうだろうと馬の生年月日を調べると、だいたいどの馬も春ごろに生まれるので誕生日はにたりよったり。そんじゃあ騎手の生まれはなどとやってみたというか、やってみようとしたんだけど1レースに走る馬は16頭くらいはいるので面倒でやる気がしない。まじめに鑑定してたら、レースの日がすぎてしまう。
 気学を使ってみたら一度当たったけど、これはまぐれだろう。
 じゃあ幽体離脱で未来に行けるかやってみたら、馬が出てきたので乗せてもらったりしたんだけど、それで勝つ馬がわかるわけもなく、パドックを歩いているそれに似た馬を選んだらなぜか当たった。でもこれもまぐれかもしれない。
 こんどは夢判断で、レース当日に見た夢からシンボル解読して選んだ馬は来ず、あとから読み方を間違えていた、これは別の馬の象意だったんだ、などと考えはじめたところで、関連妄想だと気づいて切り捨てた。後からはなんとでもいえるからね。
 やっぱり基本に忠実にと、競馬新聞の馬柱(うまばしら)の読み方からお勉強。馬柱というのは、ひとつのレースに出る各馬のこれまでの戦績や、走破タイム(馬の速度みたいなもの)、その他もろもろがびっしりと書き込まれた一覧表。1頭分の情報が縦に細長い枠に収められていて、それがレースに出場する馬の頭数分横に並んでいる。(最近は競馬新聞よりネットでもっと見やすい情報提供がされているサイトがいくつかある)。
 これをみてオヤジたちはどの馬が勝つか推理する。過去のレースで連戦連勝している馬は今回も勝つかもしれない。連敗つづきだけど今回のレース馬の中では速度はダントツだからこれが勝つかもしれない。いや、でもこの騎手は今まで50連敗中だから、だめなやつが乗るとやっぱりだめかもしれない。いやいやしかし馬のほうは今回の競馬場ではほとんど勝っているじゃないか、騎手は関係ないか……などとあーでもないこーでもないと推理的妄想を膨らませ予想して馬券を買う。
 馬柱をもとに推理すると、十数頭いる馬のうち半分くらいには有力候補をしぼりこめると思う。
もっともっと深読みすれば6頭くらいまで絞り込めるだろう。しかし配当金が出るのは3着までなので、6頭になったところでまだまだハズレになる可能性は高い。だいたいしぼりこんだ中に、入賞する3頭すべてが含まれている保証はない。
 私が馬柱から推理するとオッズの人気順位とだいたい同じような結論に至る。頭で考えて出る結論は誰しも似たようなものってことかもしれない。んじゃあ1番人気の馬を買えば当たるかというと、そんなうまい話はなくて、オッズの人気はしばしばはずれる。民主主義の限界を納得させてくれる(笑)。それから1番人気の馬を買ってもオッズが低くてちっともうまみがない。(詳細ははしょるけど競馬のルールは実にエレガントによくできている。さすが世界最初の保険会社を作ったイギリス発祥のゲームだけのことはある)。
 6頭から先はもうなんともいえない。だって馬が全力疾走して(しない馬もいたりする)、ゴールの瞬間、鼻の先の差で1着と2着が決まったりするのだから、それはパラメターの予想やパドックで馬を見ただけでどうこうなる問題じゃないわけ。馬も騎手も生き物だから、今日はやる気しないとか、雨の日は嫌だとか、寒いのは嫌いとか、発情中とか気まぐれ要素もあったりする。騎手が落馬することもある。
 最後は直感みたいなものが大事になってくるように思うのだけど、馬柱を読むことも大切で、推理的妄想である程度しぼりこんだところでひらめくってこともあるらしい。そんで思ったんだけど、それって占星術とにている。妄想かき立ててひらめく瞬間をまっている。そんなことを思いながら馬柱を眺めると、それは枠線で仕切られているし馬番号がふられているし、これってホロスコープに似てるなぁと思い始めたら、もうホロスコープにしか見えない。
 そんでもって自分で馬柱を読めない人、読めても自分では決断できない人には、予想屋(占い師)なる連中がたくさんいて、当たる予想とやらを売っていたりする。競馬新聞にも予想は載っていて、これは占い雑誌のようなもの。その託宣を信じて買ってみて「なんだよ、これちっともあたんねぇじゃないか!」どと呪詛の言葉をはいたあと、また次の週には競馬新聞を買う。おなじだよ、占いと。
 馬柱は競馬のホロスコープ、競馬はオヤジの占いゲームだったんだよ!
投稿者: 大澤義孝  | ギャンブル

2014年12月07日

お茶会はしめきりました

お茶会はしめきりました。今回は七名です。
投稿者: 大澤義孝  | 日記

2014年12月01日

12月8日のお茶会

 12月8日月曜日の午後1時半からお茶会します。場所は横浜近郊のドトールの喫煙席にて。参加費は無料ですが、飲み物は各自で買ってちょ。いつも三時間以上話しこんでしまいますが退席も自由です。参加ご希望の方はoobe@tetramorph.toまでメールしてください。オカルト全般にまつわる雑談会です。
 最近ヨガの会をやっていて、お茶会に来た方からやってみようという話になってはじまったのですが、これもかれこれ三回続いています。今のところ私を入れて四名です。平均年齢がちょっと高めなので、かるーいヨガなんですが、長年ヨガや武術や東洋医学をたしなんできた方々がいるので、各自知識を持ち寄ってヨガから少し離れたトレーニング法もまぜながらやっています。
 最近は瞑想をしないヨガ教室もたくさんあるみたいなんですが、呼吸法や瞑想タイムも設けています。説法はしないけど(笑)、雑談からオカルト的な話しや幽体離脱にまつわるメソッドの話しが飛び出すこともあります。私が一応先生役をやらせていただいていますが、お互いに学べる場を作っていければ理想です。ヨガの会に参加してみたい方は、一度お茶会に来てください。
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 7月からお茶会をはじめてちょっと変わったことというと、町中やいろんな場所でやたらと声をかけられるのね。ぜんぜん知らない人から。向こうも私のこと知らないんだけど。この前はホムセンで高齢の元宮大工の棟梁から声かけらて、とび職ややくざの入墨とお値段の話しとか、お城の建築現場で古銭がザクザクでる話などを語られた。
 今日は潜水艦の造船所で働いたことがある人に声かけられて、軍用潜水艦の出入り口、つまりハッチの作りをみれば、たちどころにその潜水艦がどの程度の潜行能力をもっているかわかるという話を語られた。三菱の戦闘機の話とか。電力会社の電気供給の仕組みとか。
 知ってても一生使うことはなさそうなトリビアがどんどん増えていくのだけど、現場からの声は本には書かれていない知識が多くておもしろい。

投稿者: 大澤義孝  | コメント(0)  | 日記