2015年12月26日

アニオタは萌え天使を召喚してるのか

外国人アニオタ「聖夜だし二次元嫁と一緒にクリスマスを祝おう!」
モニターとご馳走を食べる海外勢が話題 【海外の反応】
http://www.all-nationz.com/archives/1048375544.html

 こういうのを見つけてしまった。これって完全に魔術の祭壇みたいなもんだよ。神や天使の偶像やテレズマティックイメージ(フィギュアや萌え絵)を飾り、供物と酒を捧げロウソクをともし(これらは火土風水の四大元素を象徴する)、想像の世界で強く思い描きアストラル次元に「力」を召還するんだな。アニメの物語は個々人の信じる神話体系。こういうのが本来の魔術だと思う。遊びとして自然発生するものだけど、実は本気の神遊びだったりする。
 彼らの祈りにより召還された萌え天使の力が、自らのエーテル体にまで降りてきたとき、きっと彼らはリアル彼女(や彼氏)に出会うに違いない。萌え絵はその背後にある力の表象にすぎないから、力が降りてきたとしても、もはやそれは二次元嫁の姿をしていないだろう。だけども本人にはわかるはず。
投稿者: 大澤義孝  | オカルト

2015年12月22日

冬至の忘年会

 とある出版社の忘年会に招かれた。ホテルの大きなフロアに200人以上いたかも。ここの出版社とはこれまで長いおつきあいがあるんだけど、いつもメールのやりとりだけで済んでしまうので編集者と直接会うのは数年ぶり。私は編集者の顔を忘れていて、見れば思い出すだろうと思っていたんだけどちっとも思い出せない。たぶん編集者も忘れているのかもしれない。向こうから声をかけられることを期待したがだめっぽかった。他の知りあいもいなかった。
 こまったなぁ、受付で聞くしかないかなぁなどと考えていると、社長や上役の話がはじまったので探すのはやめて、向学のために耳を傾けていた。
 「紙媒体は売り上げが減少方向にあってこれからは電子書籍だ」とか「今のホットな話題は機械学習(ディープ・ラーニング)」とかそんな話が印象にのこった。
 ディープ・ラーニングは次世代AIとして今注目を集めていて、長いこと鳴かず飛ばずだったAIの分野でのブレークスルーと言われている。私も最近耳にしたばかりで詳しいことは知らない。これまでのAIは、「AIと言いたいだけちゃうんか」というようなものしかしらない。たとえば名人棋士より強い将棋ソフトは知能をもっているといえるのだろうか。自動翻訳ソフトはどうかしら。歌う初音ミクは知能をもっているのかしら。Googleは知能をもってるのかしら。長年かけてバージョンアップしてきたそれらのソフトウェアはすごいとは思うんだけど、知能かどうかというと私は違うと思う。知能ってそもそもなんじゃらほいといったところが曖昧なまま、人工知能という言葉だけがこれまで一人歩きしてきたように見えるんだけど、ディープ・ラーニングはちょっと違うらしいんだよ。なわけで興味をもっている。
 次に紙媒体の本が売れなくなりつつある件。不思議というか残念というか。キンドルも使ってみたけど、あまりいいとは思えないんだけどなぁ。読みにくい、重たい、操作がギクシャク。いちいち充電が必要。線を引いたり書き込みもやりにくい。
 電子書籍のよい点は何百冊あっても場所を取らないことと、検索できることかな。ただし検索は使いにくいけど。それから薄暗いところでもバックライトで読めたり。
 そういえば、幽体離脱入門の電子書籍版がすでに販売されています。幽体離脱入門は読んでるところをあまり人に見られたくない本かもしれないけど、電子書籍だと他人に悟られにくくていいかもしれないよ。

 重役たちの話も終わり、再び編集者さがしを再開。途方にくれていたとき、偶然名刺交換の場に遭遇し、横目でチラ見したら「ああっ、みっけ」。ちょろちょろと話しをしたあと、昨日からあまり体調がよくないので義理ははたしたと早めにずらかりました。
投稿者: 大澤義孝  | コンピュータ

シュタインズ・ゲートと幽体離脱

 アクティブになれないままもう年末。お茶会も開かないままほったらかしてしまった。またそのうち……。
 しばらくロト6の過去データを解析に熱中していたのだけど、そのきっかけはシュタインズ・ゲートというアニメ(最初はプレステのゲーム)だったのよ。劇中で過去にeメールを送れる電話レンジという装置があって、それを使ってロト6の当選番号を過去の自分に伝えるという描写を見て、未来予測への挑戦というか、統計学や確率論の学習もかねて、ロト6を題材に思索を始めたのだった。
 シュタゲは再放送だったけど私はまだ観たことがなくて、何度か見てるうちにはまってしまった。昔の秋葉原が舞台で、今はもう消えてしまった店や景色が広がってノスタルジックな気分になったり。お話が以前ネットで注目を集めたジョン・タイターのネタにひっかけてあったりして面白かった。
 今から思うと、ジョン・タイターがネットに出現して、大きな注目を集めたのは、彼はそれまでにはなかった「世界線」という概念を携えて来たからだな。匿名ネットで未来から来たことを自称することはたやすいし、予言がまぐれ当りすることもよくある話。そんなのは昔からよくいる予言者とかわらない。ジョン・タイターはタイムトラベルにおける、時間と世界認識に対する新しい考え方を提示したところに真価があったんだと思う。世界線の考え方が科学かどうかは問題ではない。SFの方便としての「ワープ」も発明の一種と考えられるが、世界線もそれと同じこと。

 シュタゲの物語が進むにつれて電話レンジはさらに改造されて、意識を過去に送れるようになる。つまり今の自分の意識と記憶が、過去の自分の脳に転送できる。それが意味することは、つまり自分が過去に戻れるということ。非物質的な意識と記憶の転送だから、タイムトラベルの話につきものの親殺しや自分殺しのパラドックスは起きない。主人公の岡部倫太郎は、何度も何度も世界線を横断しながら過去に戻っては人生をやり直す。
 過去の自分の体に戻ったといっても、世界線が変わっているから、前とまったく同じ人生が展開するわけでもないが、大筋では決まっていてどうしても岡部が愛する人は死んでしまったりする。過去に戻ったとき、それまで続いていた世界はどうなってしまうのかとか謎は尽きないんだけど、自分の意識と記憶だけが、次々と異なる時間軸と状況下にある自分の体に乗り移っていく体験を岡部は繰り返す。通常は世界線をこえたとき、記憶が継続しないのだけど、岡部は特異体質で継続し、渡り歩いた他の世界線の記憶をすべて保持している。
 こういうリアリティって、幽体離脱そっくりだ。体脱してまったく別の世界にほりこまれる。そしてしばらくその世界で活動したあと、また別の世界に移動したり。五感すべてが一気に別チャンネルに切り替わるのは、実はかなり面倒なもので、それまで自分が考えていたとを忘れてしまいやすい。しかし注意深くしていれば、記憶は継続される。
 岡部の視点から見た電話レンジによるタイムトラベルは、夢にとてもよく似た経験ともいえる。意識と記憶を過去の自分の体に送るというのは幽体離脱体験と主観的にほとんど同じ。幽体離脱も意識と記憶を肉体そっくりのアストラルエーテル体に送っていると考えればいい。送られた先の世界が、過去だろうと未来だろうと、見知らぬ場所だろうと、それが本人にとってはほかならぬ今だし、その世界が現実同様のリアリティをもってるなら現実とは区別はつかないしそれが現実なのだ。ただし幽体離脱は元の世界線に戻ってくるけどね。多分……そう……多分。
 幽体離脱したあと知らぬうちに別の世界線に飛び移っていて、もどった先は別の世界線上にある自分の体ということもありそうな話しだったりする。しかも記憶を保持することに失敗し、移った先の世界線での記憶に書き換えられてしまったら、もはや確認することは不可能だ。
 電話レンジはただのおはなしだけど、幽体離脱は現実に自分の身に起きる体験であり現象。誰しも人生に十回くらいは経験してみて欲しいものだ。幽体離脱を経験すると、シュタゲを見る視点も変わってくるのではあるまいか。

 アニメの中ではおなじみのタイムトラベル。その起源はH.G.ウエルズの小説「タイムマシン」だけど、今のは相対性理論や量子論から導かれた世界解釈が元ネタになっているようだ。相対論も量子論も、昔勉強したきりでだいぶ忘れているので、あらためて本を読み直した。タイムトラベルの可能性の根拠について書かれた本も物色。
 現代の物理学でもタイムマシンは研究されている。ブラックホールになる一歩手前の中性子星を二つ用意してワームホールを作るとか、光速で何年も飛び続け戻ってくるとか、銀河系一つ分のエネルギーが必要とか、とにもかくにも巨大なエネルギーが必要らしい。一万年後も実現はされていないだろう。
 タイムマシンが研究されている本当の理由は、タイムマシンを実現するためではなく、それが実現できないことを証明するためだという。親殺しのパラドックスを例に出されれば、誰もがやっぱりなんかおかしいと感じてしまう。「難しい数式のことはわかんねぇけどさ、そんなのありえねぇよ」と誰もが明証で答える。
 しかしアインシュタインの方程式通りならタイムトラベルが可能という答えに行き着く。いやいやそんなわけあるまいというわけで研究されているんだって。
投稿者: 大澤義孝  | アニメや映画