2018年06月20日

「タロットの謎」発売



アマゾンではすでに販売が開始されました。全国の本屋さんにも並びはじめているはず。

★「タロットの謎」の目次
●タロット人生劇場
●はじめに

■第1章 なぜ、マルセイユ・タロットなのか

●大アルカナ
●小アルカナ
●本書はマルセイユ版を解読する
●マルセイユ版は哲学的知育玩具
●78対22の法則
●タロットと本書を読み解く鍵

■第2章 大アルカナを読み解いてみよう

●愚者
光を放つ怪しい袋/道化とお太鼓持ち/道化の特権/愚者と犬/王子様のドM生活/旅する車寅次郎/道化の脚衣/現代の道化/チェックメイト

●I 奇術師
旅する道化が町に着くと/魔法と手品と超魔術/1は神/少年は魔法使い/二つのサイコロ/運命の輪との共通点/机の脚が三本
●II 女教皇
女の教皇などいない/神の母にして永遠の処女/女教皇はメイド・ロボ/誰のものでもない偶像(アイドル)/物語を紡ぐ者/お姫様は怖い女/タロットの奥義伝授/ジョヴァンナ伝説/信仰と謎と無知/奥義を見つけし者に祝福を
●III 女帝
1 + 2 = 3/王権の証レガリア三点セット/鷲の盾/土の翼/平安時代の奇術師と女教皇
●IIII 皇帝
王の傍らには道化がいる/王は横顔で描かれる/定規を持つ皇帝/4は立ち上がる数/一本足で立ち続ける代理王/受精卵/奇術師の股下のナニか
●V教皇
教会と寺子屋/差別のはじまり/天国の門の鍵を持つ者/千年前から今も続く聖ヨハネ騎士修道会/富と名誉か、永遠の命か/日本昔話『三枚のお札』
●VI 恋人
変なタイトル/なぜ三人いるのか/リリスとエバ/性器はインターフェイス
●VII 戦車
労働の始まり/ベン・ハーの戦車競走/四方の柱と三角の屋根/家には表札がある/三組の夫婦/二頭立て馬車と魂の三部分説
●VIII 正義
権力の座についた者/正義の女神は売春婦/閉ざされた神殿の門/柱の高さがちがう訳/真正面を見ているキャラクター/4の倍数は王
●VIIII 隠者
隠者の語源/魔法使いの側面/周縁の番人/誰と会っているのか/シノペのディオゲネス/鐘を鳴らすと皆が道をあける/老人と少女/川端康成の『眠れる美女』/女の性感は男の十倍と言った預言者
●X 運命の輪
悪魔の車輪/遊園地は回りものばかり/後生車が逆に廻ると地獄に落ちる/悪魔の車とロバの車/居場所を無くし阿呆船に乗って
●XI 力
女子レスラーは恋愛禁止/二つあってこその力/顔ハメ看板/赤マントの理由/チャンピオンの帽子と王冠/獣と戦うための腕甲/ムツゴロウさんは犬の口をこじ開けると/無限の力は二つある/ウエイト版の8と11の交換
●XII 振り子
「吊された男」はなぜ男なのか/12は時の数/イスカリオテのユダ/時間と身体/子宮で眠る胎児/幽体離脱や臨死体験の寓意/カバラの星をタロットで解読
●XIII(無題)
なぜ無題なのか/農夫と皇帝/死と税金からは逃れられない/道化恐怖症/畑で一本足で立っているもの/ここより魑魅魍魎界/お遍路さんというシステム
●XIIII 節制
欲望に制限をかけること/子供のころ練習したあの動作/濁った水をきれいにするには/死の天使と奪衣婆/四人の大天使
●XV 悪魔
山羊ではない、鹿だ/夜に全裸で/コウモリの翼/悪魔は冷たく乾いている/悪魔は死なない/デーモンとペンギン/折れた剣の端を握って/逃げないのか、逃げられないのか/悪魔は正直者
●XVI 神の家
はしごを天使が上り降り/神の家は病院/監獄建築パノプティコン/塔あるところに戦いあり/有名になりたぁい!/三つ窓の塔と聖女バルバラ伝説/浮遊する丸いつぶ/雷は神の権能/平方根と平方数
●XVII 星
髪は切ってもまた生えてくる/裸の娘の雨乞い儀式/天の時間と地の時間/コンパスマークと星の海/星はなんでも知っている/金星・シリウス・北極星/二つのものが一つに見える/渡り鳥とパンスペルミア仮説
●XVIII 月
夜の女王/月と犬と女と/月とザリガニは何度でも蘇る/分割統治/雫の意味するもの/地球の生き物は月に食われる/星の河は月の池に流れ込む
●XVIIII 太陽
太陽が放射する二つの力/奇術師と運命の輪と太陽/双子の一人はいなくなる/人類初の殺人/俺の市壁を跳びこすやつは殺す/ギリシア神話の双子たち/グレートツインズとメトン周期/18番の月の正体/素数のカード
●XX 審判
開かれる墓/閉じたり開いたりする場所/墓と本/閉じられる墓/エレウシスの秘儀/『黄金の驢馬』と幽体離脱
●XXI 世界
四聖獣とスピンクス/四聖獣と黄道十二宮/四大元素と色/虹のゲート/バトンとネックレス/第五元素/般若心経/愚者は虚数/ダライ・ラマの亡命と吉祥布/■第3章 タロットとおはなし

■第3章 タロットと物語(おはなし)

●『出エジプト記』と大アルカナの照応
1〜4章 モーセ誕生/5〜11章 ファラオとの交渉/12章(振り子) エホバ、大虐殺を敢行/13章(無題) 出エジプト/14章(節制) モーセ、海を割る/15章(悪魔) 民が主を崇拝する/16章(神の家) エホバ、マナを降らす/17章(星) モーセ、水を湧かせる/18章(月) エトロ、モーセに民の管理法を教える/19章(太陽) モーセ、主と対面する/20章(審判) モーセ、十戒を授かる/21章(世界) エホバ、法を敷く
●ホロコースト(『夜と霧』)
11番(力) 秘密警察が捕まえに来る/12番(振り子・逆位置) 列車で立ったまま揺られて/13番(無題) 選別人が生か死を決める/14番(節制) シャワールームで洗浄/15番(悪魔) 悪魔の家の強制労働/16番(神の家) ガスかまどからの救出/17番(星) 飢餓からの回復/18番(月) 日常が戻ってきた/19番(太陽) 蛮行は白日の下へ/20番(審判) 裁かれる元ナチス/21番(世界) 物語の完成
●『ヨハネによる福音書』と大アルカナの照応
1章(奇術師) イエス、ペトロを弟子にする/2章(女教皇) イエス、母に悪態をつく/3章(女帝) イエス、人々に洗礼をさずける/4章(皇帝) イエス、俺がメシアだと名乗る/5章(教皇) イエス、俺は神の子だと名乗る/6章(恋人) イエス、俺を信じるかと人々に問う/7章(戦車) イエス、働け/8章(正義) イエス、裁かない名裁きをする/9章(隠者) イエス、盲人の目を治す/10章(運命の輪) イエス、元の場所に戻る/11章(力) イエス、死者を生き返らせ虎の尾を踏む/12章(振り子) イエス、葬りの日が近いことを告げる/13章(無題) イエス、ユダを切る/14章(節制) イエス、父の家に里帰りすると言う/15章(悪魔) イエス、自分につながっているように言う/16章(神の家) イエス、弟子たちに試練を予告する/17章(星) イエス、天に祈る/18章(月) イエス、逮捕される/19章(太陽) イエス、日干しになる/20章(審判) イエス、復活し墓から出る/21章(世界) イエス、ペトロを教皇に任命する
●輪廻転生の車輪
死のプロセス/臨死体験や幽体離脱のプロセス/お葬式のプロセス/器作りのプロセス/再生のプロセス/片足立ちのサイン/あれでもなければこれでもねぇ

●あとがき
祐天寺タロット研究会/これであなたも違いの分かる人/謝辞
投稿者: 大澤義孝  | コメント(0)  | 日記

2018年06月07日

「タロットの謎」という本を出します

 昔、祐天寺タロット研究会のころにやっていたマルセイユ版の謎解きについて書いた本です。
25年もかけてやっと一冊の本にまとめることができました。前作「幽体離脱トレーニングブック」の後から書き始め、5年もかかってしまったけどこれでやっと重荷をおろせた。
 「タロット占い」の本ではないので、お間違えの無いように。「占い方が書いてなかったので☆一つです」なんてレビューは勘弁してちょ。占い師になりたい人は別の本を当たってください。
 「幽体離脱入門」に書いたけど、五芒星の追儺儀礼で大天使が降りてきて死にかけたあと、不思議とタロットへの感受性が高まってカードが寓意していることが次々とわかるようになったのね。といっても、オカルトや電波やミラクルな話ではなくて、言われてみれば当たり前のようなことなのだけど、言われるまではなかなか気づかないといった性質のもの。気がつくと「あっ、なるほどそういうことか」と誰でも手を打つようなこと。

 タロットってどうしてこの順番で並んでいるの?
 全体ではどんなお話になっているの?
 カードとカードがつながってるのは感じる。でも詳しくはわからない。

 タロットが好きな人は、こういう疑問をもったことが必ずあるはず。でもそれを書いてある本ってほとんど無いはず。あってもだいたい宗教的すぎたり、「統失か、おまえは」と言いたくなるようなわけがわからない説明がならんでいたりする。あるいは似たり寄ったりのタロットの歴史と占い方と占い用の解釈がならんでいるだけの退屈な本ばっかし。おっと、他の本の悪口はやめておこう。おめでたい出版記念投稿だ。
 これまでのタロット本とは一線を画した斬新かつおもしろい本になったと自負しています。作者がそういう本はたいがいマニアックすぎて売れないのかもしれないけど(笑)。ここ一・二年の出版業界の業績悪化はほんとにひどいらしく、本書の出版部数も少なめ。はやめに押さえておくことをおすすめします。↓↓↓↓↓


 本書は目から鱗のタロット紙芝居からはじまります。大変とっつきのよい本です。「あっ、なるほど!」と思った方はこの本と相性抜群。あなたの知りたかったタロットの奥義がここにある。

 タロット本の解説はほとんどの場合、結論だけしか書かれていない。「このカードはほにゃららを意味している」とか。そしてたいがいは理由の説明はないわけ。ちまたのタロット本はこういう押し売り解説ばっかなの。「おまえがそう思うんならそうなんだろ。おまえの頭の中ではな!」と言ってやりたくなるものばかりだ。そんで本書はそういうのばっかなのをやめて、極力理由も説明しながら図像を読み解いていきます。

 本書はタロットの構造やカード間の相互関連性について解き明かしたあとで、様々な物語の中にタロットの構造が息づいていることを説明します。たとえば、聖書とタロットは密接に関連しています。かなりのページ数を取って詳しく解説しました。
 本書ではヨハネの福音書と出エジプト記が関係していることを解説しています。タロットはなにか一つの絵物語というわけではなく、いろいろな物語の絵物語なのです。

 それと、幽体離脱にもからめて、タロットが黙示する死後世界や輪廻転生、死んだらどうなるの的なことについても切り込んでいます。もちろん死後のことは、たとえ幽体離脱したところでわからないとしか言えないのだけど、世界中に伝わる死後観の神話・伝承と幽体離脱体験とタロットと重なることで見えてくるものもあるのです。
 タロットには西洋的な思想と東洋的な思想、両方がほのめかされているのです。
投稿者: 大澤義孝  | コメント(0)  | 日記