2015年04月06日

ありのままの

d65aede4.jpg やる気が出ない。なんかちょっとウツっぽい。50代に突入したというのもあるかもしれない。心の休ませ方について書かれた加藤諦三さんの本を何冊が読んでみた。癒やしといえばスピリチュアルを連想しがちだけど、加藤さんのは心理学寄り。実に鋭い観察眼をもって書かれているし、キレのある思考がすばらしい。
 その本の中に「明日で死ぬとしたらなにをするか?」という問いがあって、明日までとするとほとんど時間はないってことだから、旅行とか昔の恋人や友に会うとか人生でやり残したことをするとか、そういうのは多分無理だと思う。ドタバタあせって時間切れになるのが関の山だからそういうことはしない。
 やっぱたばこを吸うかなぁ(笑)。今年にはいってからたばこをやめているけど、元気がでないのはたばこが無いことも関係していると思う。たばこには数多くの多大なデメリットがついてくる。しかし「百害あって一利ある」のがたばこ。その一利が実は大きい。たばこ好きはその一利を大きく評価する。とはいえやっぱり害はあるのよね。現在は害のほうが大きくなったと判断してやめたんだけど、明日で死ぬなら吸うだろうな。

 もう一つ、「言いたいことを言えないとか、怒りを表現する手段を持たないと、心が傷つき病的な状態に追い込まれてしまう」というようなことが書かれていて、そうだよなぁと納得した。
 つい先日、初代のスタートレックでカーク船長を演じていた、ウィリアム・シャトナーが、ファンの前で話したときの様子をまとめた画像を見たのよ。(写真をみるとまだ老齢には達していない時のようなので、講演はかなり昔のことだろう)。私も若いころスタートレックは好きだったけどさ、ひどいよねぇこれは、いくらなんでも。最初はコラでつくられたネタではないかと思ったんだけど、どうやら実話だったらしい(※)。映画「ギャラクシー・トレック」に出てきた俳優たちのように、もう少し愛してあげることはできなかったものだろうか。
 でもこういう夢をぶち壊しをしたくなる気持ちもわかる。ファンは物語から受けた幻想を彼に投影しまくるけど、本人は製作現場にいたんだから裏も表も知りつくしているわけで、おもしろくもなんともない。だんだん投影されることに嫌気がさしてくるんだろうな。最初はがまんしているけれど、だんだんつかれてくる。憎しみをもつようになるかもしれない。ジョークのつもりだろうけど、やはりファンへの憎しみが含まれているのではないかしら。でもそうなのであれば、ありていにファンにぶちまけた彼の態度は、彼の精神衛生にはよさそうだ。でもいつまでも夢をみさせてあげるのが役者じゃないのかとも思う。高倉健はそれを貫いた役者だったよね。(まあ、ポリシーは皆違うから、どれが正しいってこともないのだけど)。
 オカルト(占いも含む)も、スタートレックのような「おはなし」とかなり近い層に位置していて、私も時々、ウィリアム・シャトナーのようにぶちこわしたい衝動にかられる。しかしオカルトの場合、もっと微妙なんだよね。オカルトもおはなしだけど、ちょっとは本当もまざっていたりする。嘘と本当が重なり合っているんだけど、それをばっさりと切ってしまうという扱い方は、やっぱり間違っているような気もするわけだ。それでいつも奥歯にものがはさまったような言い方になっちゃうわけだけど、最近奥歯を一本失ったしなぁ、もう、はさみようもないのかも。

 ※この記事を書いてから時間がたち、2016年2月になって、実は実話ではなくてお笑い番組の企画だったらしいことを知った。シャトナーは本音で言ったわけじゃなかった、ということになったけど、いやいや本音なんてほんとはわからないところにしまってあるものだしねえ。
投稿者: 大澤義孝  | コメント(1)  | アニメや映画
この記事へのコメント
うつうつするなら
やっぱり喫煙するべきかも。

スピリチュアル、スピスピしてるの見ると
イライラしてしまいますw

花畑だけで生きていける人への
嫉妬なのでしょうかね。
投稿者: 山田 | 2015年04月09日 17:41
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