2015年05月03日

そこに行っても一秒たりとて生存できない、超過酷な宇宙的自然に魅了される

7月には探査機が冥王星に到着して、冥王星の素顔を撮影し写真を送ってくる。
冥王星を間近で撮影した写真はまだ存在しない。他の惑星の姿はどれも高解像度で撮影されたものがあるけど、冥王星だけはあいかわらず「点」のまま。ハッブル宇宙望遠鏡でもすばる望遠鏡でも遠すぎて点にしか写らない星。冥王星探査機ニュー・ホライズンズが打ち上げられたのは2006年。史上もっとも高速で飛んでる探査機だけど、冥王星は遠くて9年もかかった。ほんとに長かった。やっと冥王星の姿がおがめると思うと感無量だ。もし明日で死ぬことになったとしたら、ホライズンズが撮影した冥王星を見られなかったことを無念に思うに違いない。

 私は子供のころから、金星や火星に行ったらどんな世界なんだろうとか、理科図鑑をみながらわくわくしてたんだけど、今でも探査機がどこかの星に降り立ったというと、かじりついて見てしまう。
 春になると地表からCO2が吹き出し土煙の柱が吹き上がる火星。液化ガス(百円ライターの中に入っているやつね)の雨が降り氷の火山が噴火するタイタン。気温400度90気圧で超臨界CO2の大気が山々を溶かして丸くしてしまう金星。絶対零度の雪原で小さな異常なまでに明るい星(太陽)が一つ輝いている冥王星。
 ガキのころそんな太陽系惑星の話を友達にはなしてもだれも共感しなかった。実はこういうことをおもしろがる人はきわめて少数派なのかもしれない。これはフェチに近いものなのかもしれない。
投稿者: 大澤義孝  | 日記