2015年06月05日

周公百歳酒を仕込んでみた

P1040357.JPG 周公百歳酒の生薬を購入するため横浜中華街の更生堂薬局に行った。漢方薬ならなんでもそろう店。めあてのものはすぐに見つかった。18種類の生薬を刻んでまぜたもので、140グラムで3200円。
 生薬ミックスの内容は、高麗人参など植物の根を乾燥させ刻んだもの、クコの実など果実を乾燥させたもの、キノコを乾燥させたものなどだいたいは植物由来の生薬からなっている。一つだけ動物由来の生薬もはいっていて、それは亀板(キバン)と言う、亀の甲羅の腹の部分を乾燥させ砕いたもの。
 においを嗅いでみると、いかにも漢方薬っぽい香り。乾物だからかあまり強い香りはしないけど、ハーブというかアロマというか、さわやかな清涼感のある香りで、嫌いなにおいではない。
 これを一升のホワイトリカーで漬け込む。最初は薄茶色の液体だったのが、二時間ほど経過すると黒々とした暗褐色の液体になった。これから二週間ほどつけ込んだら生薬は取り出し、砂糖やハチミツを加えて味を調え、さらに二ヶ月くらい寝かせると飲み頃となりひとまずの完成となる。さらに1年くらい寝かせると味がまろやかになるらしい。
 生薬が3200円。ホワイトリカー1.8リットルが1200円くらい。ハチミツはピンキリあるけど、100グラム500円で計算。氷砂糖200グラムは100円とする。トータル5000円くらいのコストがかかる計算になる。できあがる薬酒は多分1.5リットルくらいだろう。(生薬に吸い込まれて減ってしまう分があるから)。1リットルあたり約3300円。ちなみに養命酒は1リットルで1600円くらい。最高級純米酒は一升で5000円くらい。
 そう考えると周公百歳酒はかなり高価な薬酒に思えるのだけど、更生堂薬局のおばちゃんいわく、「養命酒は生薬の量がほんのわずかしか入ってないのよ。周公百歳酒のほうがずっと薬量が多いし、効きめもすばらしいですよ」とのこと。養命酒は14種類の生薬が入っていて、そのうち5種類は周公百歳酒にも入っている。
 薬酒は毎日少量ずつ飲みつづけてはじめて効果が出るものなのでコスパは重要だと思う。「一回20[ml]を一日二回服用せよ」とあるんだけど、毎日40mlずつ飲んでいくと1500mlは37日分。つまり140グラムの生薬は約一月分の薬酒をつくることができる量なのだな。本気で飲み続けるならけっこう高くつきそう。

 生薬の取説には次のように書かれている。
引用開始:
二千数百年前の東周時代の名君主、周公旦が愛用し長寿を全うしたと伝えられているため、周公百歳酒と言われていますが……(中略)……当薬局では故石原明先生(横浜市大医学部、医史学博士)にご指導いただき、30年ほど前より老化防止の薬用酒の原料として多くの方にご愛顧いただいております。
引用終了:
 30年前から販売されているってことは、その昔、この薬酒は注目を集めた時期があったのかもしれない。石原明先生はウィキペディアに書かれていて著書も多数。だけど56歳でお亡くなりになっていた。えっ?
投稿者: 大澤義孝  | 健康酒