2016年01月20日

ガルパン劇場版

 ガルパン劇場版を観てきた。とてもおもしろかった。ガルパンは女子高生が戦車に乗って試合する(戦う)話。大人気みたいなので内容紹介は省略。戦車で戦えど誰もケガもせず死人も出ない、憎しみのないガルパンの世界は癒やされる。人のことはいえないけど噂通り観客のオヤジ率が高かった。女性客は少なかった。
 ところで私は深夜枠のアニメに出てくる女性キャラとか萌えキャラは全部「男の娘」みたいなものだと思っている。外見は女だし女性声優が演じているけど、それで表現されている人格は、男の中の女性性であって、女の中の女性性じゃない。オカルト的に言えば、ガルパンの女の子たちは、男のアストラル体(感情体)を描いたものともいえる。男性のアストラル体というのは実は女性なの。そして女性のアストラル体は男性なの。
 そして男性のアストラル体あるいは感情センターというのは、女性のそれにくらべると少し未発達なところがあって、未発達であるがゆえなのかどうかはちょっと微妙なところだけど、女性の感情に比べると単純だったり素朴だったり素直だったり従順だったり一途であったり清潔であったりする傾向がある。
 もうずいぶん前だけど自衛隊の観艦式を見学したことがあって、そのとき男の隊員たちが親切に艦内を案内してくれたり解説してくれたりするのだけど、彼らにはなんつーかものすごく素直で従順そうなオーラが漂っているのね。だから彼らがさわやかですごくいい人に思えたり、自分がひねくれてるような気がしたりするほど。そんな話を知人にしたら「そりゃおまえ、反骨精神旺盛な連中ばっかだと命令したって聞かないから軍隊として機能しないわな」と言われて、そりゃそうだと納得したのだった。そうなるように仕込まれているのね。
 この自衛隊員たちの従順さ素朴さってのが女性的だと思うんだな。だから隊員たちのアストラル体にふさわしい、それを表現するに忠実な形相を与えたとしたら、ガルパンのように少女たちが戦車に乗ることになる。(戦車じゃなくても戦闘機でも戦艦でも、鉄砲担ぐでもいいけど)。ただし男のアストラル体にふさわしい形相は、女子高生よりかさらに幼いんじゃないかと思う。小学生くらいかもしれない。いやいやミッフィーかシルバニアファミリーか。

 ところでガルパンと対極的なアニメで「弱虫ペダル」というのがある。自転車ロードレースで学校対抗で男子高生が競い合う話。たくさんのチームが出てきて競い合う。こっちは選手間のはげしい執念や確執や嫉妬が渦巻くドロドロした心理戦が描かれていて、これは婦女子たちに大人気だった(いまは「おそまつさん」に行っちゃったみたいだけど)。
 前述したのと同じ理屈で、この弱ペダに出てくる男の子たちは、実はタカラヅカ歌劇の男役みたいなものだと思うわけ。女性がもつ男性的なアストラル体を表現したもの。

 おおざっぱに深夜枠のアニメというのは、アストラル体とアストラル界の次元、つまり魂の次元に重心を置いて描いているのであって、物質界の現実なんかは描かれていないんだな。男女反転した世界が描かれていて、その意味において、深夜アニメは鏡の国の物語なのだ。
 そこを解さない人は、「女子高生が戦車を操縦するなんてありえない」などと野暮なことをいう。
投稿者: 大澤義孝  | アニメや映画