
コロナの影響で通販できなくなっていたピエール・マドニエ版。国内では値段が釣り上がっていたけど、規制が解除されて本家から正規料金で買えるようになった。注文後、フランスから16日かけて到着。タロットを買うなんてひさしぶりだ。
現存するの最古のマルセイユ系タロットとされていて1709年から販売されていたらしい。絵は最古とは思えないほど鮮明で美しい。これより後に作られたマルセイユ系でひどい出来栄えのデッキはたくさんある。マドニエ版をじーっと見ていると、偽書だったりしてとか、オーパーツだったりしてとか、これより前にも同系のデッキがありそうとか、そんな妄想が心に昇ってきた。
私はカードの歴史や起源の探求にはあまり強い関心はない。だいたいもう、手がかりがほとんど残ってないのではなかろうか。古いデッキはランゴリアーズがぜんぶ食ってしまった後だろう。
また、タロットの起源をさかのぼっていっても、玉ねぎの皮むきみたいに最後は芯も残らような気がする。
だけど、タロットの歴史をまったく無視するのもどうかと思うし、現存するマルセイユ系(タイプ2)では今のところ一番ふるいやつと言われると見ないわけにはいかない。
大アルカナの図像はネットでも見れるので、小アルカナの図版がどうなっているのかが気になってるのね。コンバー版との違いとか。
この製品の特筆すべき点は、分厚い紙で作られた頑丈な箱。こんな立派な箱に入っているタロットはめずらしい。ちょうどこれと同じような箱を、マルセイユ版を入れるために自作したことがあるけど、予想外に手間がかかったことを覚えている。きっと価格の半分くらいは箱代かもしれない。ケースのほうがお金がかかっている商品というのはたくさんあるのよ。でもこれは、立派な箱に入っているからこそいい。大切な資料でありコレクションとして買ったので。占いには使わない。
お久しぶりです。
以前、「タロットの謎」の書籍の感想などの件でコメントさせていただきましたmamanmiyuki(ママンミユキ)です。
なんとなくふと気になって、こちらにお邪魔してみましたら、数日前にピエール・マドニエ版を購入されたとのこと、「おおーっ!」と感激しました。
私がピエール・マドニエ版を入手したのはタロット制作にとりかかり始めた2013年」の1月でしたので、バージョン違いで修正の施されていない復刻プロジェクトの第一弾のほうだったのですが、現物を手に取ったときには、「やっぱり!」とか「なるほど〜!」とか、もうひとりで大興奮でしたので、懐かしく思い出しました。
ぜひお手に取られた感想など聞かせていただくチャンスなどができたらいいな〜などと思いつつ、もしよければなのですが、この機会に、ピエール・マドニエ版の一族の末裔の私のタロットもひとつプレゼントさせていただければうれしいなぁなどと思いまして、ちょっと唐突なのですが、コメントさせていただきました。
なるべくピエール・マドニエ版に忠実に制作していますが、もちろん手描きでの制作なのでオリジナルな部分もあり比較していただくのもまた面白いのではないかと思います。
ご住所などの個人情報をコメントでお書きいただくわけにもいきませんので、私のHP「mamanmiyukiの小部屋」の問い合わせページなどでご連絡いただけましたらうれしいです。
よろしくお願いいたします。
mamanmiyuki(ママンミユキ)
ママンミユキさんはピエール・マドニエ準拠のオリジナルタロットを出版されているのですね。画像を拝見しました。78枚の手間を思うと、大変な労作ですね。やわらかい線で人物の表情がやさしいのがよいですね。鑑賞にも良いデッキですね。
こちらをプレゼントしていただけるとのことですが、そう安価なものでもないですしお手間を取らせるのも心苦しいので、お気持ちだけで十分です。お申し出ありがとうございました。また何かあればコメントいただければさいわいです。
HPでタロットカードの画像をご覧いただけたのですね。
ありがとうございます。
カードの質感などは実物でないと伝わらないかなと思いましたが、そういえば画像で全カード
紹介してましたので、これでご覧いただくことも可能でしたね(*^-^)。
私がタロットカードと接して膨らませたイメージを詰め込んで作ったタロットですので、何かお役に立てればうれしいです。
資料としてピエール・マドニエ版を入手されたとのこと、また書籍など書かれるのでしたらまたそちらも楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
mamanmiyuki