2015年08月22日

Windows10

 Win7からWin10にバージョンアップ。そうしなければいけない理由もないんだけど、今のうちなら無料ということなのでやってみた。こういう場合、かならずなにか面倒な問題も発生するのが常なので、すでにそういう例がないか事前にググッて調べたのだった。それでおおむね問題なさそうと判断してアップデートしたんだけど、Win10の軽量Webブラウザ「Edge」ででATOKが使えなかった。つまり検索エンジンで漢字入力ができないし、掲示板に投稿したくても日本語が書けない。(標準装備のMS-IMEは使える)。
 「どういうこっちゃねん!」と再びググッてみると、最新版のATOK2015ならこの問題は解決していることがわかった。Win10導入以前に、あれやこれやと調べたのにこの問題は検出できなかった。つまりほんとに知らないことを事前に調べようとしても、効果的な調べ方ができないのでほとんど徒労なんだな。
 結局Win10は無料だったけど、ATOK2015でお金がかかってしまった。でもATOKを使うとMS-IMEには戻れないよね。
投稿者: 大澤義孝  | コンピュータ

2015年08月21日

ツクツクホウシ

ツクツクホウシの鳴き声を今年はじめて聴いた。
ホシホウジャクも飛んでる。
夏もそろそろ終わり。
投稿者: 大澤義孝  | 日記

2015年08月18日

水が変わった日

 「太秦ライムライト」という映画をみた。時代劇の斬られ役一筋で何十年もやってきた役者の物語。時代の流れにつれ時代劇が落ち目になっていき仕事は激減。たまに作られる時代劇も時代考証無視のアニメのようなお話に変質していく。自分が磨いてきた立ち回りの技も、CGにとってかわられてしまう。ちょっと哀しいお話。
 こういう時代劇の変質がいつごろからおきたのか、明確な線引きは難しいのだけど、だいたい90年代のはじめくらいからだろうか。もっと前からだという人もいる。

 ところで、それまであったものが、あるときから変質してしまうということは、時代劇に限ったことではない。
 毎年この時期になると必ず放送される戦争をふり返る映画やドラマね。最近作られたものはなんかみょうに空々しくウソっぷい。時代劇と同様、変質してしまった感がある。戦争当時の雰囲気、社会の前提条件や常識といった世界観が、もはや今のそれとは大きく異なっていて、いくら史実をもとに再現ドラマを作っても、今の作り手の心の中に昔の世界観が不在なので、空々しいものになってしまうのだろう。
 また昔に作られた戦争のドラマや映画を、今の若い人々が見ても受け取り方は昔とは違ってしまっているだろう。「宗教なんて信じるやつはアホ」なんていってる今の若い人々が、天皇教に夢中になってた昔の日本人の行動原理を理解することはかなり難しいだろう。

 戦争を今風に解釈しなおした再現ドラマが作られ、当時のことを知らない観客がそれを見て当時を知ったようなつもりになる。とはいえ昔の時代劇だって、ほんとに戦国時代や江戸時代の様子を正確に再現することなどできるはずもなく、戦後の新しい世界観で解釈されたものを見せられていたにすぎない。
 戦争ドラマも時代劇もファンタジーとほとんど変わらないのに、CGを駆使してリアルに当時の町並みや戦いの様子を見せられたり、史実や証言を元にしているなどと言われると、半分くらい実話みたいなものだと信じてしまい、始末の悪いオカルトみたいな様相を呈し始め、耐性の無い人々は簡単に洗脳されてしまう。

 人々が歴史を振り返るとき、その見ている時代ごとに世界観が異なっていることに注意が必要だ。世界観の違いを色眼鏡と考えてみよう。ときどき色眼鏡は新しい色にかわる。これは季節の移ろいのように、少しずつ変化していくものだが、夏が決して春でもなければ秋でもなく、決定的に違うものとして認識されるものでもあるように、色眼鏡の色もあるとき別の色に交換されるときがくる。新しい色眼鏡で過去の歴史をのぞいたとき、古い色眼鏡でのぞいたときとはまた異なる歴史認識が生じる。

 ところで「スーフィの物語」という本に、「水が変わった日」というお話がある。ある男が聖者から水が変質してしまう日が間近に迫っていることを教えられる。男はその日に備えて水を備蓄する。そして水が変わる日がやって来た。男は蓄えた水を飲み、変質した水を飲まずにすごした。町の人々は変質した井戸や川の水を知らずに飲んでしまう。
 水が変わりどういう変化が起きたかというと、男と町の人々はまったく理解しあえなくなった。男からみれば町の人々は既知外に見えた。町の人々からは男が既知外に見えた。同じ言葉を使えども、考え方やものの見方が変質してしまい、相互理解が不可能になってしまったのだ。

 この物語がなにを意味しているのか、それは読者の想像と解釈にお任せなんだけど、歴史を見る人々の世界観が時とともに変わってしまい、その結果、歴史認識も変わってしまう、ということの寓意のように私には思える。変わってしまった水とは歴史認識や再現ドラマ。ウケがいいようにリメイクされつづける戦争のおはなし。そしてやがて変質してしまう。
 変わる前の水を備蓄した男は、古い記憶を保持し後世に伝えようとする高齢者たち。

 「歴史を忘れてはならない」と言う。それはその通りだし、記録された歴史が書きかわることもそう多くはないだろう。しかしそれをどう理解するかは時とともに変化する。たとえば「過去の過ちに学び戦争は永久に放棄しよう」と長年いいつづけてきても、水がかわれば別のことをいいはじめたりする。

 ところで、キチガイ水を飲まずにやり過ごした男はその後どうなったかというと、最後はあきらめて町の人々と同じ水を飲み、同じ輪の中に帰っていったのだった。水という誰もが依存しているものが変質するとき、それにあらがうことなどできないということらしい。

 時代の変化は人々の世界観の変化でもある。世界観が変化し共通認識という土台が溶けていくと、過去の誓いもあてにはならなくなる。これが人類が戦争をやめられない理由ではなかろうか。未来の子孫のために、津波が来ることを警告する石碑を残したのに、徒労に終わったのもそういうことだ。もっと時がたてば、原爆も繰り返されてしまうのかもしれない。
投稿者: 大澤義孝  | オカルト

2015年08月08日

激辛料理は思考を止める

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 ブログっていうのは一度更新をさぼると、そのまま長いこと放置してしまう。「わざわざ書くほどのことでもないなぁ」とためらうのは禁物で、思いついたネタは即座に反映していくのがいいようだ。
 昨日は、大桟橋の出し物で連れの知りあいが唄を歌うというので見に行ったのだけど、いろいろあって結局見そびれてしまった。とびきり蒸し暑い日の無駄足にイライラ。このまま帰るのもばからしいので、中華街で食事することにした。
 四川料理の店「杜記」に入った。「牛もつの五目煮込み」を食べた。牛すじ、ハチノス、白身魚、スパムミートなどが、豆板醤が大量に入ってそうなピリ辛スープで煮込んである。底にはモヤシやキュウリなど野菜も入っている。写真を見ての通りぶつ切りのトウガラシが大量に入っていて冗談抜きでヤバイ辛さ。
 最初の二口くらいまではおいしかったが、あとはなんかよくわからない。頭の中は辛い/うまい/辛い/うまいの無限ループで、ほかのことはなにも考えられなくなった。食べ終わったあと、「酒に酔ったような気がする、あの料理に酒が入っていたのかな?」と連れに言ったら「あんたビール飲んでたじゃない」と言われた。ビールを飲んでいたことを忘れていて、辛さを消す水を飲んでるつもりになっていた。大桟橋での空振りのこともきれいに忘れていた。
 頭を殴られるくらいの激辛料理は思考を止めてしまう効能があるみたいだ。嫌なことも食ってると忘れてしまう。ストレス解消になる。
投稿者: 大澤義孝  | 食べもの

2015年07月21日

ウニクムという薬酒

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 ハンガリーに先祖捜しの旅をした方からいただいたおみやげで「ウニクム」というお酒。1790年、皇帝ヨーゼフ二世の健康のために献上された薬酒で40種類以上のハーブがブレンドされている。ヨーゼフ二世はマリーアントワネットの兄。ヨーゼフ二世は一口飲んで「ユニークだ」といったそうで、それがこの酒の名前の由来だという。
 このウニクムはオリジナルのものではなく、プラムが追加されているUNICUM SZILVAで、日本ではめずらしい品。緑色のボトルにはオークの樽とプラムが描かれている。
 いただいたその場で封を切り(喫茶店だったけどはばかりもなくw)、グラスにちろりとついでカンパイした。
 濃い茶褐色の液体で、薬草とカラメルの苦味が効いていて、加えてかなり甘い味で、養命酒や周公百歳酒にも通じる薬酒の香りだけど、漢方薬酒のそれとは少しちがってフルーティな香りとハーブの香りがミックスされた感じ。しかしたくさんの薬草をブレンドした薬酒は、東西を問わず、ある種、似たような味と香りになっていく傾向があるようだ。やっぱり似ている。
 そのまま飲んでもおいしいけど、苦甘く香り強く濃厚な味なので、バニラアイスにかけて食べるとよさそうだ。
 それからもう一つ、商品として売られているお酒はやっぱりおいしいです。さすがにホームメイドの酒とは一線を画するものがある。
投稿者: 大澤義孝  | コメント(0)  | 健康酒

2015年07月16日

冥王星のご尊顔

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 ホライズンズが9年間の長旅を経て冥王星のご尊顔写真を送ってきた。表面は鉛玉のようなテクスチャー。そしてこの時期に、国民の大反対を無視して安保法案が強引に可決。冥王星はアメリカ人が発見した(元)惑星だからアメリカの象徴ともいえる。冥王星が象徴する金属は重金属のプルトニウム。プルトニウムで原爆を最初に作って日本に落とした国はアメリカ。
 安保法案はアメリカとの約束だから、泣こうがわめこうが日本は従うしかないということなんだろう。シンボリックに読めばアメリカの絶対的な力に日本はいいなり。しかし負けるが勝ちということもあるやもしれない。いっちゃん怖いのは中国でも朝鮮でもロシアでもなくアメリカだから。
投稿者: 大澤義孝  | 占星術

2015年07月13日

楊貴美酒を仕込んだ

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 楊貴美酒を仕込んだ。「楊貴妃が侍医からの献上を受けて美容と保健のために日夜愛用したといわれる薬酒。女性専用の酒で当時の女官も密かに愛用したという」(「ほんものの漢方薬用酒」黒須ヒロ章/著)。
薬用酒についてくる神話は大切な有効成分の一つだったりする(笑)。
 ホワイトリカー35度だと薬酒として常用するにはアルコール度数が高すぎるので、25度の焼酎を使った。チューハイを作るときに使う焼酎で、ホワイトリカーよりはだいぶまろやかでそのまま飲めないこともない焼酎。
 仕込んだ直後は薄い褐色だが、一日くらいすると濃い紅茶色になる。二日ほどして味見をしてみると、ハッカの風味があり苦味が強い。もうすこし甘いのかと思っていたが違った。砂糖とハチミツを入れて味を調整すると、だいぶのみやすくなる。まあだいたいわかったので、またしばらく寝かせて生薬成分が充分に抽出されるのを待つだけだ。

 余談だけど今年漬け込んだブランデー梅酒。味見したらずいぶん丸い味にかわっていておいしくなっていた。ブランデーで梅酒を作るのはかなりよい選択だと思う。
投稿者: 大澤義孝  | 健康酒

2015年07月12日

お灸は東洋の叡智

 お灸が腰痛にすごくよく効く。即効性がありしかも持続性もある。痛めた腰が日に日に癒えていくのが分かる。ずいぶん前から経穴に顕れていた未病のサインにも灸をすえたら、たちまち回復しはじめるのだった。 
 自分の体を全身くまなく隅々までさわって、痛みのあるツボや冷たく感じるツボ、固く凝り固まっている場所などを見つけてそこに灸をすえる。それが私には一番効くようだ。(しかしそういう対症療法的な据え方では充分には治らないと主張する流派もあるようだ)。
 症状別ツボマニュアルは間違いではないけど、自分の症状ど真ん中を突いたものではない。もちろんマニュアルが指し示すツボにはっきりと痛み等の反応が出ているならそこが正解なんだろうけど、だいたいそうはなっていないものだ。
 健全なツボにすえると焼けどしそうなくらい熱く感じる。だからやけどする前に灸を外す。
 悪いところにすえるとあまり熱く感じない。体に熱がしみこんでくるのがわかる。内臓もグルグル鳴ったりする。そして灸が終わるとずいぶん楽になっている。
投稿者: 大澤義孝  | コメント(0)  | 健康法

2015年07月10日

腰痛にお灸

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 少しずつよくなりつつあるがまだ腰痛が治らない。益軒の養生訓の最後の章はお灸の話。養生訓では内臓の不調に灸を据えているが、もちろん腰痛にだって効くはずだ。さっそく試してみた。
 自分の体をさわって腰痛由来であろう痛みのあるツボはだいたい分かるけど、腰や仙骨を自分で指圧するのは難しいし、効き目はいまいちだし、身内に指圧してもらっても素人はへたくそ。
 しかし灸ならたとえ背中や腰であっても、場所を正確に指定して貼り付けてもらえば、一定の効果を発揮してくれる。お灸には指圧ほどの厳密さは必要ないというのもよいところ。
 せんねん灸はやけどもしにくい構造になっていて、さらに粘着テープでツボに貼り付ける方式で素人にも扱いやすい。
 腰痛のツボにもたくさん据えたが、これまで長年気になっていた痛みのあるツボに片っ端から据えた。熱く感じないツボは重症とみなして熱く感じるまで何度も据えるのだけど、まあ二三回もやれば熱く感じるようになる。効果が現れるまで少しタイムラグがある。30分くらいたってから効果が出てくるみたいだ。腰など悪い部分がほかほか暖かくなり、ポワンとした気分になる。ポワンとした気分ってなんだよっていわれるだろうけど、そうだなぁ少し酒に酔ったようなほろ酔い気分に近いかもしれない。そして少しだるくなった。注意書きにはそうならないように、いっぺんにたくさんの灸を据えすぎないようにと書かれている。まあでも、そんなに悪い気分ではない。1時間ほど寝て目がさめると、腰の痛みは減りずいぶん体が元気になっていた。
 五十肩で腕が上がらないといってたうちの連れにも試したら効果てきめんで、すぐに腕が上がるようになった。お灸ってとてもいいんじゃないでせうか。
 養生訓には「世の中には生活上なんの役にもたたない技芸がたくさんあるけど、医術は必ず役にたつから医者じゃなくても勉強するといいよ。間違った治療を行う藪医者も見抜けるしな」と書いてある。鍼灸の勉強でもはじめるか。
 でもツボを刺激して治療する整体や鍼灸の世界も、これまたオカルトなんだよね。
投稿者: 大澤義孝  | コメント(0)  | 健康法

2015年07月07日

猫が好きな薬酒とは

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 別の薬酒をためしたくて、佐賀県の温心堂薬局から三種類の生薬ミックスをお取り寄せ。
写真左から……
 1.周公百歳酒。前に作ったものとは一部生薬が異なる。
 2.楊貴美酒という女性専用の薬酒。楊貴妃が愛用したという伝説がついていて、冷え性とか便秘とか生理痛とか婦人病向けの生薬が多数配合されている。
 3.複方枸杞酒。クコは目にいいらしい。クコとクコの根の皮が主成分。

 更生堂の周公百歳酒は3200円だったけど、温心堂はこの三品で2500円。周公百歳酒の生薬は量もずっと多かった。生薬は店によって値段が大きく違う。更生堂も他と比べればさほど高くはないんだけと、横浜中華街という観光地のど真ん中にある店なので強気なのか決して安いとはいえない。

 3つの袋はそれぞれブレンドされている生薬がかなり異なるのだが、その香りは私の鼻だと大きな差は感じない。
 机の上に3つの袋をまとめて置いてたら、うちの猫が机に飛び乗りクンカクンカ熱心ににおいを嗅ぎはじめた。いつまでも袋から離れようとしない。
 ものはためしと3つの袋を離して床に並べて猫の反応を見た。猫は端から順番に一つずつにおいを嗅いで行き、最後の袋でガリガリ/噛み噛みを始めた。枸杞酒の生薬が気にいったらしい。マタタビ科の生薬が含まれているのかと調べてみたけど、そういうわけではないらしい。

 この枸杞酒は四種類の生薬から成る。クコシ、ジコッピ、オンジ、タイソウ。クコシは周公百歳酒にも含まれている。クコシに反応しているのなら、周公百歳酒をガリガリやってもいいはずだ。楊貴美酒とはタイソウ(ナツメ)が重複してるからこれも違う。ジコッピはクコの根だからクコシに反応せずにクコの根に反応するだろうか。可能性は残るがこれも違うのでは……。
 枸杞酒の中で、他の薬酒と重複しない生薬はオンジだけ。オンジはヒメハギ科イトヒメハギの根。唾液や気管支粘膜の分泌物増加作用があるという。

 猫が惹きつけられるものとしてマタタビが有名だけど、他にも異常な関心を示すものとして虫さされ薬のキンカンがある。個体差があって反応しない猫もいるらしいが、うちのは強く反応する。
 猫がキンカンのにおいをかぐと唾液や鼻水がドバドバ分泌され、くしゃみをして鼻汁を飛ばしたりするのに、ほっておくといつまでも嗅ぎ続ける。この香りが大好きなのだろう。嫌いなにおいなら逃げるはずだ。
 唾液分泌を促すオンジは、キンカンとおなじように猫を惹きつけるのかもしれない。

 猫は嗅覚は敏感だが味覚はにぶいといわれる。うまそうなものの香りを嗅ぐと、唾液がでる仕組みになっているのだろうが、逆に唾液が出る香りイコールおいしいもの(重要なもの)と認識していることもありそうだ。
 うちの猫は似たような猫缶でもメーカーが変わるとプイと食べなくなる食わず嫌い王。私がにおいを嗅いでもなにが違うのかさっぱりわからないのだけど、猫にとっては大きな差があるらしい。
 香りを嗅いだとき唾液が出るか出ないかで食うか食わぬかの判定が決まるのかもしれない。
投稿者: 大澤義孝  | コメント(0)  | 健康酒